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INTERVIEW

李

2023年入社

  • 職種 エンジニア
  • 社長から 経営者視点をもつエンジニア!
  • 仲間から 経験豊富&諦めない&やり遂げる、そんな姿勢を見せてくれています。
インタビュー風景

2008年設立時の社員で、一度独立して中国へ帰国。
その後、2023年家族を連れて再来日した李さん。
エンジニアとして成長する軌跡を語ってもらいました。

2008年にブリッジへ入社する前の経歴を教えてください。

私は中国の大学で通信を学び、卒業後は日系企業の開発部門で働きました。そこではVBとSQLを使用して物流システムの開発に携わりました。2007年に友人の誘いで来日しましたが、2008年のリーマンショックにより会社の業績が悪化し退職しました。その後、知人の紹介で縁があり、ブリッジへの就職が決まりました。

ブリッジではどのような仕事をされましたか。

ブリッジでは、印刷関連企業から受託した自動組版システムの開発プロジェクトや大量の写真を管理するデータベースシステム構築などを担当しました。数か月単位の案件や、要件定義からシステム開発に至るまで約1年以上かかる大きなプロジェクトなど規模は様々で、アプリ開発からWeb系の開発など、さまざまなプロジェクトを経験させてもらっています。

インタビュー風景

ブリッジでの成長経験について教えてください。

入社直後に、開発案件のプロジェクトリーダーとしての役割を任されました。最大で30人のエンジニアを率いて、自動組版システムの開発を進めました。経験が浅い中での大役で非常に大変でしたが、この経験は後のキャリアに大きく役立っています。

この時期に学んだことは何でしょうか。

プロジェクトリーダーとして不安を感じていた時に、上司から「プロジェクトに失敗はない」という印象的な言葉をかけられました。問題が生じたとしても、チームリーダーの背後には先輩のサポートがあり、お客様とのコミュニケーションを通じて理解を得ることができる、という意味でした。この言葉は、初心を忘れないために今でも心に留めています。

その後、中国に戻った経緯を教えてください。

東日本大震災をきっかけに私の親も心配していたため、2011年末、ブリッジでの仕事が一段落した時に中国へ戻ることを決めました。中国に戻ってからは、友人と共に開発会社を立ち上げました。ブリッジから「中国に戻っても一緒に仕事をしよう」という言葉をいただいたのは、非常に嬉しいことでした。

インタビュー風景

中国に戻って会社を立ち上げた後、ブリッジとの関係について教えてください。

中国で会社を立ち上げても、初めてのことでお客様がいなく、売上もない状況でした。中国と日本のビジネス習慣は大きく異なり、中国では人脈が非常に重要です。そんな厳しい環境の中で、ブリッジの仕事を手伝う機会を得ました。その収入が大きな助けとなりました。

その後、再び日本に戻られた経緯を教えてください。

私の会社が10人ほどのエンジニアを抱えている頃、ブリッジから日本の飲食店向けのテイクアウト注文システムの開発を依頼されました。日本企業との仕事だったため、コミュニケーションが重要と考え、中国よりも日本にいた方が良いと判断し、ブリッジSEとして2012年の夏頃に日本へ戻りました。中国側エンジニアとともにAWS上でのシステム開発など、非常にやりがいのある仕事でした。

2016年に再び中国へ戻ることになりましたが、その背景は何でしょうか。

日本でのプロジェクトが一段落したころ、中国の私の会社も大きく成長していました。そのような背景もあり、中国へ戻る決断をしたわけです。中国では、教育機関向けの業務管理システムサービスを新たにリリースすることにしていました。

インタビュー風景

非常に順調に見えますが、2023年に日本へ戻られた背景も教えてください。

中国で新しいサービスを立ち上げ、当初は顧客を増やしていましたが、2018年に中国政府の教育政策が大きく変わり、残念ながらコロナ禍でサービスを中止することになりました。この経験は、自己反省の良い機会となりました。私は、技術者なので経営には向いていないのです。もっと技術に専念したいと考え、ブリッジでの仕事が自分の幸せにつながると確信し、栗原さんからの後押しもあり、再び日本へ戻る決心をしました。

これまでの経験から、エンジニアにとってブリッジの職場の魅力について教えてください。

ブリッジでの15年間の経験を踏まえて言えるのは、この会社は単に指示されたことをこなすだけの人よりも、自ら主体的に行動できる人に適しているということです。さらに、ブリッジでは多様な業務を任せてもらえるため、経験豊富な先輩のサポートを受けつつ、経験が少ないエンジニアも成長することが可能です。自己のスキルを伸ばし、実力を発揮したいエンジニアにとって、ブリッジは理想的な職場だと思います。

最後に、李さんの今後の展望を教えてください。

今後については、ブリッジで長く社員として働くのか、それとも日本で独立して起業するのかはまだ決まっていません。ただ、ブリッジとの関係はこれからも続けていきたいと考えています。ブリッジはエンジニアの独立を推奨するという点で、珍しくて素晴らしい組織です。このようなエンジニアに優しい環境にいることを大変嬉しく思っています。

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